幕末を生きた5人の与人たちの波乱万丈な日々がつづられた上国日記令和版伊仙町誌資料集(2)「徳之島上国日記集」

幕末の3名の与人と他2名による上国日記集で、時代は天保12年(1841年)から明治3年(1870年)に渡る日々の詳細がつづられています。
上段に翻刻文、下段に現代語訳を付け、一般の方にも当時の様子が分かるよう表現を工夫しています。これにより当時の徳之島の天候、特産品、薩英戦争最中の様子など詳細が分かります。
【本書の内容と各日記の筆者】
「勇喜應上国日記」藩主島津斎興が正四位上に叙された慶事ご祝儀のため亀津おくび与人勇喜應が上国。
「佐和統上国日記」藩主島津忠義が家督相続を幕府から許された慶事のため与人佐和統が上国。
「道統上国日記」故島津斉彬従三位権中納言追贈慶事ご祝儀のため上国したが、嵐と薩英戦争にも巻き込まれた喜念おくび与人道統。
一か月半に渡る上国時の航路と海況も図で表現。
「義祐喜上国日記」伊仙おくび田地横目義祐喜が療養のために上国した際の日記。
「美代川上国日記」井之川おくび黍横目美代川が療養と郷士格昇進嘆願のために上国した際の日記。
※上国日記とは1609年の薩摩藩による奄美支侵攻以来、奄美各島の与人(村長)たちが、藩からの命令を受けて慶事のたびに祝儀の品を携え、鹿児島へと渡った際の献上物の準備や航海の様子、人間関係や当時の島の様子を記録したもの。

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